あの角を曲がる前に、曲がるために 〜〇〇になる方法〜
現在、入院生活中。
無事に月曜に退院が決まりました。
入院のキッカケは3週間前の金曜辺りから。
朝8時に自宅を出て、11時前には一旦帰宅。
早すぎる帰宅、というのも定期的に病院に通わなければならずこの日は夏に実家から帰ってきて初めての通院。
人目もはばからず真っ直ぐ帰宅し、少しだけTVをつけるとなにかと話題の相席食堂のとある回。うちの地域ではこの時間帯らしい。
30分にも満たないほどの在宅時間を経て病院へ。
いつも通り採血、診察、薬を受け取って時刻は13時ほど。
金曜はこれ以降の予定が無い。なので久々に近所のログハウスカフェでかつとじ定食を1人で。
誰かに教えたいけど人に教えたくないタイプのログハウスカフェ。
ゆっくり読書が捗るタイプのログハウスカフェ。
ここでバイトしたいけど、11:00〜17:00という微妙な営業時間。
明日も来ようかなと思ってたけど臨時休業らしく、少しガッカリして家に着いた時刻、14:00。
そこからは何となく横になってたらバカみたいに寝てしまい、気づけば深夜1時前ほど。
そういえば今日、あの報道が出てからずっとドキドキしてた生放送。
ラジオのスイッチを入れると冒頭1分いくかいかないぐらいの謝罪。
とりあえずホッとして3時就寝。
土曜日、待ちに待っていたキングオブコント。
洗濯物がバカみたいに溜まっていたので全部干そうとしていたものの昼に起きるわなんだしていたら17:30。
とりあえずシャワー浴びて、色々整理してピザを頼むことに。
自分の計画ミスで届いたのはマヂカルラブリーの得点発表時。
でもまぁひとり楽しく食べながら笑って笑って笑って。
さらばがもったいなかったなぁ。
2本目みんなアレじゃん!ってツイートしてた。
この時点で身体に少しずつ変化が。
言ってしまうと自分が抱えてる症状は潰瘍性大腸炎、そして膵炎である。
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去年の3月にその初期症状は現れた。
ノンストップの料理のコーナー、いつもなら美味しく見える料理がこの日朝食を食べながら見ていると気持ち悪く吐きそうになり高校野球にチャンネルを変えた。
その日辺りから身体には異変が。
夜中になるとやたらトイレに行きたくなる。
元々、牛乳1杯飲んだだけでもすぐお腹が痛くなる極度の腸の弱さなのでその時は特に気にもしてなかった。
ところが数日後、青ざめた。
夜中トイレに行き便器の中を見ると水が赤い。
これは自分の体内から出されたものなのか。
この時点で考えられるのは自分の身体への何かしらの異変か自分が人間じゃない何かへと変貌したかのどちらか。
答えはもちろん前者。
その後、大きい病院をかかりつけの医者に紹介してもらい5月、GWという名の楽しい日々を終えた月曜日に人生初の胃カメラ。
まさかの麻酔無し、しかも口からではなくお尻から入れるという地獄絵図とはまさにこのこと。
こうして自分の潰瘍性大腸炎は発覚した。
その後、薬を処方されしばらく落ち着いていると今度は別の異変が。
夜中になると急激に胃が痛む。
抱き枕を抱いて眠ると少しだけ和らぐけどとにかく眠れず、お茶を飲んで落ち着いて横になる夜が続いた。
一番のピークが来たのは去年の夏、入院する1週間前のことだった。
夕食にパスタととんかつという誰もが美味しいと答えるであろうメニューを目の前にしても全くお腹は減らずむしろ視界にも入れたくないと思うほど。とんかつを3切れだけ食べて夕食を済ませた。
その日の夜中3時、トイレに行き吐いた。
しかも食べたものが出る様子は無く胃液だけをただ体内から出すような感覚。
その日以降、地獄は続いた。
とにかく朝起きても何か食べれる気がしない。
りんごなら食べれるかもと自分から提案しておいてりんごを食べては吐き、ゼリーなら大丈夫だろうとゼリーを食べては吐き、挙句の果てには何も口にしていないのにトイレに駆け込む朝もあった。
その後、病院に行き膵炎が発覚。
聞くところによると食堂が細くなり薬の影響で自分の免疫力と免疫機能が著しく低下したらしい。
その後、2週間の入院。この間にも胃カメラは2回はしている。
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なんとか入院を経て体調は回復し、今に至ったもののその症状が金曜辺りから再び現れ始めた。
再発はほぼないって言ったじゃないですか、〇〇病院の〇〇先生。
前例があっただけに怖かった。
日曜もほぼご飯を食べることはなく迎えた月曜日、朝早くに家を出て昼に電話をかけた時点でその日が祝日だと気づいた。
でも前例があるのだからとにかく急患で診てもらうことを頼んだ。
一度診てもらい薬を増やすことで話は落ち着いた。
かのように思えたがその後、膵炎を患ったことが分かったのでCTを撮らせてくれと病院からの連絡。
再発、そして入院。ハイ最悪。
その日から1週間点滴、点滴、点滴。
ご飯は1日3食として18食ぐらいは食べてなかったことになる。
食べれることの有難さなんて去年の夏に散々味わった。
だから食べれるだけホントに嬉しい。
去年の夏と入院と圧倒的に違う点は「独り」であるということである。
去年の夏の時点では実家の近くの病院だったため、父親が物に困ったら連絡して持ってきてくれた。
今回は緊急ということもあり1時間半ほどで急遽準備してなんとか病院までこぎつけたため、足りないものも沢山あった。
なんとかなったものの、改めて生活環境の変化を痛感させられた。
こうやって歳をとっていくうちにいつか自分で何でも出来るようにならなきゃいけないのかと。
お見舞いにも父親と近くに住んでいた母親の友人しか来ていない。
友達の少なさを痛感した。
入院している病棟が消化器内科という場所もあり、正直なことを言うと若い人が全然いないんです。
去年の夏もそうだったんですが、本当に病院という場所はただでさえ崩れやすい自分のメンタルを簡単に潰そうとする。
去年、同じ部屋になった人が夜中にずっと吐いてた。
トイレに行こうとすると違う部屋の人がずっとベッドに寝てたりする。
まだ元気な身である自分は一体ここで何をしているんだろうと怖かった。
今もそんな感じで病室の窓から見えるのが大学の陸上のトラック。
嫌でも朝の6時ぐらいにはナースが起こしに来るのでそれで起きて外を眺めると人1人いないトラック。
寂しい。
夕方ぐらいになると陸上部らしき細かな粒たちがウォーミングアップを始める。
そして、走る。
自分は走っていない。
寂しい。
いつか後悔を重ねてしまう前にひたすら動いていたい。走りたい。
だから、とりあえずここに退院したらやりたいことをひたすら書いておこうと思う。
・トーストと目玉焼きを朝食に食べたい
これは他の患者さんが朝に自分で焼いて食べてたから。
久々に食べるご飯もほんとにほぼ水みたいな感じだったもので。
・髪と爪を切りたい
とにかく自分の身なりを少しでも整えたい。
・帽子が欲しい
オシャレなやつ。普段全然被らないけど何か一つ持ってたい。
・ピザをお店で食べたい
安いやつでいいので1人で。
・もう少しだけ友達が欲しい
いい加減自分の中に閉じこもりたくない。元々少ない方だから沢山はいらないけど、うちに泊まりにおいでよって言える仲の深い関係の友達を2、3人身近に作ってたまにうちでお菓子食べながらゲームして。
あ、全くいないワケではないんです。
・そこそこ忙しい明るい職場のバイトで働きたい
バイトを考えつつある矢先の入院だったので。
そこそこ忙しい感じの所で男女の比率も丁度良い感じの所で。
・若月佑美の舞台を見に行きたい
いつか握手会に行きたいと思ってたら卒業発表しちゃって。
あれだけ好きだった乃木坂だったけど、推しメンが卒業して全然興味が無くなっていった中でも好きだったメンバーの1人。
ルックスもメチャクチャタイプなんだけど、性格とかキャラとか好きな要素が多すぎる素敵な人だから舞台で生で見たい。
演技を堂々としている姿を。
・チャーハンとお菓子をかっ食らいたい
完全にサンドリとバナナムーンの影響。
病院内にローソンがあるんだけど絶妙なお菓子のラインナップだからたまらない。けど今はひたすら我慢してる。体調悪化するのが嫌なので。
チョコフレークも販売停止されるし。
・パン屋のパンを食べたい
病院内のレストランに美味しそうなパンが置いてあるのを毎日見てるが故に。
あそこでパン食べて本読んだりしたい。
・面白い長文メールを読まれたい
菅田将暉ANN「ショートシャンクの空に」
アルピーdcg 「LIFE 〜人生の話〜」
不毛な議論 「なんでもランキング 初見でドンッ!」
バナナムーン「ヒロメネス (偏見)」などで。
とりあえず自分の環境を一新したい。
その為に必要なステップ。
・洋楽に詳しくなりたい
TSUTAYAにCD借りに行って聞き漁りたい。
おススメの音楽、教えて下さい。
洋楽じゃなくても構いません。
日本のバンドばっかり聞いたりしてるので。
・クリープハイプのNEWアルバムが欲しい
ずっと欲しかったのに入院したし。
社会の窓の歌詞じゃないけど
病院よ、余計なお世話だよバーカ。
・実家からゲームを送ってもらいたい
誰がいつ家に来ても楽しめるように。
・浴衣デートがしたい
段々願望の方向がズレてる気がするけどこれは絶対したいからさ。
・身体を鍛えたい
極端に太ってるワケでもないけどエコーとかで身体を見られた時に「あ、自分の身体ダメだな」って思ったので。腹筋割りたい。
ちなみに6kgは痩せました。
そして、何より今一番したいことは
・『響 -HIBIKI-』をもう一度見に行きたい。
もう既に一回見たし、今もマンガを読んでるんですが映画としてというより自分の中では区切りとしてすごくいい映画だったんですよね。
元々、欅坂46は番組も初回から見てたのもあったので見に行こうと決めてた。
映画として面白いかと言えば微妙かもしれないけど、映画評論家の評価で決めて欲しくない映画でした。
見た人がどう思うかだと思うし、もちろん映画評論家の評価で「面白い」と言われるものは「面白い」しつまらないならつまらない作品であることに間違いは無いと思う。
でも、この映画はそういうことじゃないと思うものでした。
そこで分かったのはとある人のツイートで「平手友梨奈という人物に大人は託している」という意見。
自分を曲げずに生きる難しさを平手友梨奈、そして鮎喰響は体現してることに直面させられる映画。
そして、何より映画館で初めて聞いた主題歌
「角を曲がる」
2回目はほぼこれを聞くがために行きたいと思ってる所があります。
歌詞をじっくり聞いて堪能したい。
ここ最近、本を色々読んでいく中で出逢った
AERA アエラムック
星野源
音楽の話をしようの中で吉野寿さんとの対談内に出てきた言葉を引用するならば
「結局、最後は自分」
それを自分の中に命じて退院したら映画館に向かいます。
とりあえず退院したら荷物の整理と洗濯、掃除、アソコとアソコに電話。
頼むから1日か2日だけ休みください。
後悔ばっかりしてきた人生だから
あの角を曲がる前に自分が出来ることを
曲がるために自分が出来ることを
そして、今必要なものを
〇〇になるために出来ることを
病院は精神的にやられるから二度と世話にはならねぇ。
自分で角を曲がれるように
あ、一つだけやりたいこと追加させてください。
・欅坂46のLiveに行きたい